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過去も未来も、いま「ここ」で出会っている。心の居場所を綴るLife log


by gaiaship

やさしい心


カバンに入れておく本を何にしようか…と本棚を見て、久しぶりに手にしたのは
金田一春彦氏の日本語の特質 (NHKブックス)

たまたま開いたページに書かれていたのが
日本人らしい挨拶「まことにつまらないものですが…」のことでした。

読み返してみて、謙遜の言い回しのように憶え間違えていることに気付きました。

日本人は人にモノをもらうと大変心苦しく思う。お返しをしなければ申し訳ないと思ってしまう。
「これを相手にあげたら、相手はお返しをしなければならないと思うだろう」と思うもの。
だから、日本人は人にモノが簡単にあげられない…。
それをやわらげるための挨拶が、「つまらないものですが」というもの。

つまらないものだから、お返しを考えなくても結構ですよ…という心遣いのある挨拶なのでした。

同じように、「何もございませんが、召し上がってください」というのも、
これを食べても食べなかったも同然だと思ってほしい。
ご馳走してもらったなど思う必要はありませんよ…
という日本人の優しい心のあらわれなのだった。

すっかり社交辞令になっていて、心の部分を忘れていた自分に気付いたのでした。


「そうだそうだ、そうだった」~なんて一人相づちを打ちながら本をカバンに収めて外出。

すると今度は、優しい気持ちに触れる喜びを実感しましたよ~。
a0013236_2012626.jpg八百屋さんとタマゴ屋さんでオマケしてもらいました。
一個サービスしてくれたり、キリの良い金額にしてくれたり…。

金額をみて「安い!」と思う嬉しさよりも、心がとっっってもトキメキました。
物に示された数字ばかりに目がいって、こういう気分の良さを忘れてしまうものですね。
買い物は、人から戴くことなのだということを思い出せて、あ~~、良かった。

さて、読み返すことにした「日本語の特質」という本。
金田一先生も、たくさんの言語を研究なさっていたんだ…と改めて感じ入りました。
世界中の言葉が引き合いに出されるだけでなく、紀元前の文明の言葉まで出てくるのですから…。

いや~、中国語と朝鮮語を並べて「おぉ~~」なんて言っているぐらいじゃダメだこりゃ!

そして、この本も日本語を見つめることで、日本人の「心」に触れることになってます。



~Otomadoをカテゴリーにチェンジしました。
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by gaiaship | 2009-06-08 17:51 | ニッコリ! | Comments(0)