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過去も未来も、いま「ここ」で出会っている。心の居場所を綴るLife log


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故・小林米作氏


いつか、このブログでご紹介しようと思っていた方。
科学映画の父と言われ、たしか「21世紀に残したい人~」として名が挙げられた
小林米作氏の訃報を、今頃になって知りました。
100歳の天寿を全うし、11/6日に亡くなられたそうです。
振り返れば、私が自分の生涯の選択に忙しくしていた頃、
大切な方に心を向けられなかったと思うと恥ずかしく、また弔問に伺えなかったことが悔やまれてなりません。





この方と引き合わせてくださった方は、私が知っていると思っていたらしく、それを前提に話を続けるようにして「米作さんが朝日新聞に取り上げられたらしいから、お知らせしたくて」と電話をしてくれました。

そんな電話をもらうまで、まったく耳に入ってこなかったなんて・・・。
と反省するぐらい、小林米作さんは私にとって大きな衝撃と勇気を与えてくれた方です。

実際にお会いしたのは、米作さんが92歳の時だったと思います。
友人が、「会わせたい人がいるんだけれど、時間ある?」と軽く誘ってきたのがきっかけでした。

自宅に伺い、数時間というわずかな時間でありながら何十年分も話したかのような
とても内容の濃い時間を過ごさせてもらいました。
経験も教養もセンスもある方と、会話が成り立つ私に成長していたことを教えてくれた出会いでもありました。

自宅の中を案内していただき、映像人生のはじまり、お母様の話、家族の話、生命の話、映像と音の話、美学についてのほか、大好きな骨董品を見せて頂いたり、日本人で初めて捉えたパプアニューギニアの人々との交流を写した膨大な量の写真を見せていただきました。

そして私がガン細胞や免疫細胞、生体防御について取材したばかりだ・・・という話に及ぶと、「それなら是非見せたい映像がある」といってビデオを見せてくれました。

それが、ニワトリの受精卵を顕微鏡微速度撮影。
生命形成の動態をとらえた「生命誕生」でした。
ここでは詳細は言えませんが、
「自分は何者なのか。どんな使命があるのか。生きる意味は?」ということに
多くの時間を費やしている人に是非観て欲しい! と強く感じた映像でした。

たくさんのことを考えさせてくれましたし、感じさせてくれました。

観たあとすぐに、この映画とともに、パプアニューギニアで撮影した写真の展示会を企画したいなんて、大それたことを思いついたりしたのでした。
でも、すぐに動けない自分がいて、興味はあるのに棚に上げたまま。
すぐに忘れるだろうと思っているのに、何故か折に触れて思い出してはいたのです。

亡くなられたことを知り、いま改めて心をノックしてきます。

当時は壁を感じ、面倒なことになりそうだ・・・と思っていたことも
少し状況が変わってきている様子。
そして、あえて耳をふさぐようにして観て見ぬ振りをしてきた間に、
知り合いと知り合いが繋がっていたりして・・・。
電話していただいた知人から、「ぜひ、企画して!」と促されてしまいました。

米作さんとお話したあと、しばらく興奮状態が続き、
話す機会のある人に出来事を話しまくっていた私。
米作さんもかなり興奮したらしく、数日、熱が出てしまい、ご高齢だったので周りは随分心配されたそうです。

あのひとときの模様と会話が、いまでも鮮明に甦ります。
すべてを伝えてもらったかのような感覚。
特別な方との出会いは、皆、一様にそうなのかもしれませんが。

「美しくあることが大事。美しいものが大好きなんだ」・・・との一言と笑顔が、
その場を立ち去るときの最後に受け取ったコトでした。

いつか、もっと整理して改めて書きたいと思います。
今日は書かずにはいられず、勢いで書いちゃいました。
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by gaiaship | 2005-12-18 01:07 | お気に入り | Comments(0)