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Viva 琵琶!葉山にて堪能


a0013236_15411945.jpg4月下旬から始まった葉山芸術祭が終盤を迎えた5月12日。葉山にある古民家池田邸で琵琶の演奏を聴きに行きました。
田の字づくりの古いお屋敷が会場です。

琵琶というと、平家物語を語りながら奏でるイメージや「耳なし芳一」を連想します。
あとは、時代物の映画で緊張した場面に使われる…とか。
いつか、生の演奏を間近で聞いてみたいと思っていたんです。


演奏前にお抹茶とお菓子をいただき開演を待ちました。



a0013236_15423436.jpgこの日の演奏者は琵琶薩摩錦心流中谷派襄水会主宰の荒井姿水さん(樹木希林さんの妹さん)
お許しをいただいたせっかくの機会だったのに、
こんな映りで申し訳ありません…カメラを持っていくべきでした。


演目は 「俊寛」と「大原御幸」で、
平清盛、後白河法皇にまつわるお話。
演奏前に琵琶の説明と話の内容をお話ししていただき、演奏へと移りました。


姿水さんの朗々としたお声と場面を表す琵琶の音。
グイグイ話に引き込まれました。
その昔、人気のある奏者には追っかけがつくほどだったとか。
聴いてみると一大旋風を巻き起こしたというのもわかります。
かしこまった雰囲気をほどいてくれるウイットに富んだ話し方も魅力的な姿水さん。
私も追っかけになりそう ^^


最近は耳からの情報だけで場面を想像する機会も減っています。
この日、久しぶりにその能力を刺激されました。

目を閉じて物語の場面を思い浮かべているところに、
ときに激しく、美しく、絶妙な間で琵琶の音が入ります。

聴き始めの数分は、感情移入をしづらかったのですが、
琵琶の音色に導かれるままに主人公の感情が伝わってきて、
いつの間にか話に入り込んでいました。

チラッと辺りを見ると、皆さん、目を閉じてそれぞれの映像を見ている様子。

与えられた映像ではなく、自分自身の映像を見る。

語る側も聞く側も表現力が必要なんですよね。

昔の人に比べたら、かなり人間力が低くなっているかも…

はぁ~、それにしても素晴らしい語りと演奏でした。

アンコールに「祇園精舎」を演じてくださり、これまた感動でした。

そのタイトルに思わず声を出してしまったほど嬉しかったです。

精妙な響きに触発された一日でした。^^



5月26日に三溪園で一門の方々の演奏会があるようです。
三溪園への入園料だけで聴けるとか。場所は園内の…たしか燈明寺。
チラッとお聞きしただけなので詳細は私も調べなければわからないのですが、
気になった方は是非!


ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。


<参考>
「荒井姿水(あらい・しすい)」さんプロフィール (当日のパンフレットより)
6歳より父中谷襄水に琵琶の手ほどきを受け、その後松田静水師に古典を、また杵屋正邦師に現代邦楽を師事する。
1980年、日本琵琶楽教会主催日本琵琶コンクールにおいて第一位入賞。文部大臣奨励賞、NHK会長賞を受賞する。

平成元年、父中谷襄水没後、その志を継ぎ襄水会を設立。
本来独奏楽器である古典琵琶の演奏形態を、合奏曲に作曲し、田中澄江作詞による「健礼門院」、草野心平作詞による「鬼女」「牡丹圏」、宮沢賢治作詞による「春と修羅」「原体剣舞連」、沢道子作詞による「葵上」「耳なし芳一」、金森敦子作詞による「風の道成寺」「老い椿」などを発表し、更なる可能性を模索し試みている。
また国内外の演奏活動の傍ら、琵琶楽協会主催のコンクールにおいては、多くの入賞者を輩出するなど、後進の指導にも力を注いでいる。
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by gaiaship | 2012-05-15 15:56 | 音・学 | Trackback | Comments(0)